採用情報

社員インタビュー

自分が動かないと何も始まらない、そんなエンジンみたいな役割になりたかった 米穀本部 米穀営業第二部 米穀第二課2015年入社 Sさん

略歴

米穀本部 米穀営業第二部 米穀第二課
新卒入社3年目(26歳)

ある日のスケジュール

  • 8:30 出社
    メール・新聞・米穀業界誌のチェック
  • 9:00 定例部会
    先週一週間の業務を報告
  • 12:00 ランチ
    既存客先が新業態の飲食店を出店したとの事で、リサーチの為訪問
  • 13:00 各既存客先・新規客先へ訪問
    米相場動向の説明、販売状況についてヒアリング等行う
  • 16:00 帰社
    客先との商談を纏め上司に報告
    今後の対策を練りつつ、与信資料作成等デスクワークを行う
  • 18:30 退社
    社内の若手と表参道近辺にて一杯飲みに

01食品系商社でいくぞという決意

昔から大勢でワイワイと騒ぐのが好きで、大学時代は100名ほどのテニスサークルの代表も務めていました。40年くらいの歴史あるサークルでした。

高校時代はバスケットボールをやっていて、バスケットは今でも趣味で続けています。チームプレイのバスケットも、個人競技のテニスも、両方経験してみるとそれぞれに違ったおもしろさがあると思います。体を動かすことが好きなんでしょうね。

就職活動は早くから商社に行きたいという思いで始めました。学生だった当時、自分の中のイメージとしてですが、自分自身が動かないと何も始まらない、いわば会社のエンジンのような働き方ができるのが商社だという考えがありました。そしてこれまでの経験から自分自身が自発的に動けるような役割につきたいという思いがあって、商社に入ろうという気持ちが強くなっていきました。

さらに私は食べるということがすごく好きで、もちろん消費と提供では立場も違うんですが、食べ物を扱う商社、そしてお米という日本の食文化を支えている商社ということで、伊藤忠食糧を志すことになった次第です。

もちろん望んだからといって、その会社に簡単に入れるということではないんですが、今思うと伊藤忠食糧は面接からすごく気持ちよかったことを思い出します。

一次面接はグループでおこなわれました。この面接では自分らしさを全力ではアピールできたと思います。自分のプレゼンテーション能力が高かったわけではなく、面接官の皆さんが、私の志望動機や自己PRを上手に引き出していただいたからだと今となっては思います。

これは学生である自分の何の根拠もない主張や熱意を受け止めていただいたところがあって、他の会社の面接にはない面接を担当した本部長方の懐の深さといったものを感じました。この会社に入れたら自分が好きなように営業させてもらえるんじゃないかなという直感がありました。幸いにも採用していただけたので、まったく迷うことなく入社を決断しました。

02やりたかった営業スタイルに近づく過程

志は高く、思いも強かったんですが、入社直後は自分が想像していたよりは地道な仕事が多かったです。当然なんですが、一人前の仕事を行えるようになる為、様々な業務を経験する必要があります。その中で、新入社員がぶつかる壁の代表的な例、たとえば表計算であったり雑務であったりに毎日右往左往していました。

私はお米を扱う米穀本部に所属していますが、この米穀本部所属ならではの意外な仕事もありました。お米の販売先のひとつとしてスーパーがあるのですが、スーパーで購入した消費者からのクレームの電話対応です。スーパーに対しててではなく、またスーパーからでもなく、直接私たちの所にクレームが届くこともあるんだと。こんなところにまで入り込める仕事なんだなと感じました。

仕事というのは華があることばかりではなく、地道で泥臭いことにもひとつひとつ対応していくことなんだなという発見とでもいうんでしょうか。1年目2年目はやはりこうした積み重ねが多かったです。雑務というと違う気がしますが、いろんな実務、業務があるんだなと。下地作り、学びの時期ですね。

それでも3年目くらいからは徐々に自発的な営業ができるようになって、それなりに成果も出させるようになってきました。これをいうと上司には「まだまだ、調子に乗るんじゃない」と言われるとは思いますが、今はやりたい事を明確にする事ができ、それに向けひとつずつ考え進める事ができてきているな、という思いがあります。また上記の消費者からのクレーム対応ですが、今となっては末端の貴重な情報・トレンドとしてお客様へ案内させてもらっています。

現在は米穀本部で飲食店、量販店、そして中食といわれる弁当店などに対してお米の営業をやっています。どこの産地のお米ということではなく、日本全国のお米を扱います。お客さまのニーズを深掘りして、コストであったり、味であったり、あるいは産地や銘柄であったり、希望に見合うものを全国各地から探し仕入れて提案する仕事です。あらゆる選択肢の中から、お客さまのかゆいところに手が届く製品を提供できるというのが伊藤忠食糧の強みだと思っています。

お客様にご希望の商品を届けるために全国各地の精米工場や農協と交渉をすることもありますし、弊社を使っていただくことから、使い続けて頂くというスキームを確立する、この事が一番重要だと考えて仕事をしています。これがないと一過性だけの便利屋で終わってしまいます。どのようにして商品を安定供給するのか、安定した価格で提供できるのかということを考え、提案することが、お客様の求める商品に付加価値を付けてくれるんではないかと考えます。これが自分が目指している営業スタイルです。やはり「まだまだ」と上司・先輩からは言われそうですが、入社時に求めていた自分の中での理想の営業に近づいてきているな、と感じています。

03上司の言葉で失敗から学んだ営業のありかた

自分が考える営業に近づいた感はあるものの、いろいろ失敗することもあります。

お米には精米と玄米があります。玄米は基本原料の扱いなので、取扱は一般的に同業者どうし、精米工場どうしのB to Bが主になります。その玄米には契約上の引き取り期限というものが設定されており、期限を超えると追加の保管料がかかります。

なので玄米は引き取り期限内での取引をしなければならないのですが、ある精米業者さんからの依頼で玄米を少量ですが販売するとなった時に、期限の確認を怠ってギリギリになってしまったことがありました。上司に相談したところ、あたりまえですが怒られ、先方の営業担当の方に「すみませんが、引き取り期限も近づいているので、早急に引き取っていただけませんか」と連絡を入れました。

上司からその後どうなったのかを尋ねられ「営業の方に連絡して返答待ちです」と答えたところ、再度怒られました。「そういう話は営業担当ではなく、もっと上の仕入担当責任者に連絡をとって話せ。余裕のない状態という事をしっかりと理解しろ!」と。この言葉は、やるべき事をやったと思っていた自分にとって頭を殴られたかというくらいの衝撃でした。自分は何をやっていたんだろうという思いです。

すぐさま先方の責任者の方に連絡を取り、期限までに引き取りをお願いしますと連絡を入れたところ、「わかりました」と即返答いただいて、無事に玄米は倉庫から出荷、納品されました。最終的には事なきを得ているわけで、失敗とまではいえないかもしれません。しかし大きな教訓になりました。決して大きな取引ではなかったんですが、場面によって何が一番重要なのか、本質なのか、営業の勘所として掴むべきところを掴んでいないといけないんだなと感じました。

04一歩待って考えるようになったところに自分の成長を感じる

こういった問題は誰しもが出会うものだと思います。それでも伊藤忠食糧という会社は風通しがいい職場で、上司にも問題を相談しやすい空気というのが流れています。基本的に上司であっても役職では呼ばず、さん付けで呼びます。面接でも感じたように皆さん懐が深いところがあって、自分のようなワガママな新人もしっかりと受け止めてくれます。この社風が上昇気流のように会社全体を持ち上げているという感覚もあります。そしていい意味で若手間の競争もあって会社全体に勢いのようなものを感じます。

後輩も少しずつ増えていく中、入社した当初と比べて、上記の体験もあり最近では自分も一歩待って考えられるようになったかなと感じています。商社はメーカーではないので、ついつい右から左だけで物事を進めがちになるんですが、「待てよ、これで本当にいいのかな、あってるのかな、こうしたほうがいいんじゃないかな」と自問する余裕がでてきた気がしています。

学生時代もそれなりに考えて行動していたつもりでしたが、今にして思えば、まだまだと感じるようになり、自分も少しは成長したのかもしれません。

そして私自身、同期はよき友人であり、またよきライバルです。別の部署の同期と話をすることで、他の部署はこんなことをやっているんだということを知ることもできます。誰それは成績がいいと聞けば刺激になりますし、こっちも頑張ろうというヤル気にも繋がります。ときには甘えてグチをこぼしてというのもありますね。

04自分にとっても刺激になるような後輩に来てほしい

先輩から聞いた話があります。一本の線を引きます。片方の端がお客さんで、反対の端が仕入れ先です。私たちは線の真ん中にいます。私たち真ん中が上に進めば、両端も一緒に上に進みます。これが私たちの仕事だと。両方を引き上げていくと、誰もがwin-winの関係になります。格好いいなと思いました。この話は先輩が上司から聞いた話だったそうで、簡単なたとえ話の形で、自分たちがなにをすべきかが語り継がれているわけです。これも社風といえるところじゃないでしょうか。

新しく伊藤忠食糧に入ろうと志してくださる人に望むスタイルとしては、先輩である私を越えてやろうと貪欲な挑戦意欲も持つ人でしょうか。このいい方だと少し上からの目線になっちゃいますが、自分の立場が脅かされるような人が入ってきて、一緒に切磋琢磨できれば、いい緊張感の中で仕事ができるんじゃないかと思います。それが会社全体も押し上げていくことに繋がりますし、今の伊藤忠食糧にはそれを受け入れる諸先輩方や環境が揃っていると思います。

私の父親がよくいっていた「思いを実現するための考えを持て」という言葉があって、これは今でも自分の座右の銘になっています。このお客さんにお米を入れたいという思い、じゃあどうすればいいか考えよう。考えるということは事を明らかにし、物事の本質を見抜くことだと思うんです。

入社を志す皆さんにも、まずは強い"思い"というものを持っていただいて、考えて本質を見抜き、そしてその考えを行動に移していただければいいなと思います。